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愛され祝福される犬への道 6

愛され祝福される犬への道、最後の6までお付き合いくださってありがとうございます。


では、つづきです! o(〃^▽^〃)o


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頑張れ素人ブリーダー6(Case study1-3)
投稿者: gasenetazuki (男性/jp) 2002年4月05日 午後 2時56分
メッセージ: 175 / 175

Aちゃんの飼い主さん(仮にAママさんとしましょう)は、獣医さんと必要な検査について話し始めました。

Aママ「ゴールデンの遺伝疾患について、インターネットで調べてみたのですが、先生の意見を伺いたいと思いまして。ちゃんと調べてみたら、30種類くらいあって、驚きました。先生はどんな検査をすべきだと思いますか?」
獣医「簡単に言うと、Aママさん次第ということになります。検査はそれぞれお金がかかることです。中にはきっと簡単な検査だけでは見つからないもの、また、現状で検査をしても見つからないものもあるかもしれません。私もお電話をいただいた後、ちょっと調べてみました。人がやっているからというわけではないのですが、以下のことを調べてあれば、ある程度はカバー出来るのではないかと思いました。最低行うべき検査として挙げられていたのは骨関節検査、心臓疾患検査、そして眼疾患検査でした。後は甲状腺機能検査ですね。幸いにもAちゃんを仔犬の頃から診察させていただいていて、アレルギー症状が出たことも、また、自己免疫疾患を疑うような症状が出たこともありませんでした。それから今までにしていた血液検査も、今回のものと比較する上で非常に参考になると思います。関節についてのレントゲン検査ですが、股関節、肘関節、膝関節を行えば今後の生活上での参考にもなるかと思います。うちの病院のレントゲン機材では、出力が小さいかもしれないので、大学を紹介しますので、そちらで撮ったら良いかと思います。その際、出来れば眼疾患と心臓についても診てもらえるといいですね。レントゲンは僕の後学のためにも見せてくださいね。OFAに登録するにあたってマイクロチップの装着が必要になるのですが、それはどうしますか?こちらはここでもできますよ」

ちょっとはしょります。
Aちゃんはその日、マイクロチップの装着をしてお家に帰りました。
後日予約して行った大学病院での検査もスムーズでした。かかりつけの先生が、紹介状に細かく書いてくださっていたので、予約時に段取りをつけ、すべて分かりやすく説明を受けながら、その日の内に終わらせることができました。

家に帰ってメールチェックをすると、例の海外のブリーダーからの返信が来ていました。
英語翻訳機能を使って読んでみました。そこにはこう書かれていました。

「メールをありがとう。
自分の繁殖犬の子孫が大切にされていることを知り、心から嬉しく思っています。
繁殖を考えておられるそうですね。私の意見は、まず、立ち止まり、深呼吸をして考えなさいです。
考えてみることは以下のことです。
*なぜ繁殖をしなくてはならないのか。
*自分の欲求に応える方法に、他の方法はないのか。
*自分の犬は、繁殖をすべき犬なのか。
* 繁殖によってもたらされる可能性のある利点は何か
* 繁殖によってもたらされる可能性のある欠点は何か
* 可能性のある欠点に対し、できることは何か。
* またそれを行動に移せるかどうか。
* あなたは、目の前の犬に対し、何を求めているのか。
これらのことを考えて、すべてを実行に移す努力と行動力を持っておられるのであれば、私は何も言うことはありません。遠く離れた国から幸運を祈らせていただくだけです。
ただし、前述に対しての「考え」は表面的なものであってはいけません。落ち着いて深く考えなさい。考えすぎて困ることはありません。自分が納得するまで考えることです。その考える時間や考え行動する努力が、あなたの愛犬を守るのです。
上記の命題に関して、私は繁殖に踏み切るたびに深く考えます。そしてその度に答えを出します。繁殖しない場合も少なくありません。
知性のある人であればあるほど、考えは深くなり複雑になります。そして、その分、犬への愛情が深くなるのです。その壁を越えて生まれてくる子犬たちは、祝福された仔犬たちです。その壁を越えて繁殖をしない結論に至った犬も、深く愛され祝福された犬たちです。
犬たちが人に対してしてくれていることを考えれば、このくらいの愛を返すことは大きすぎることではありません。
じっくりと考え、導き出した答えに、私は賛同するでしょう。そして、どちらの答えを導き出したにしても、私はあなたの勇気を讃えます。
その子を、そしてゴールデン・リトリバーを愛してくださって、ありがとう」

Aママさんは、考え込んでしまいました。

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お話はここで終わっています。

Aママさんがどういう判断を下したのか、自分がAママさんだったらどうするだろうか? 沢山の方々に、一緒に考えていただけると嬉しいです。


すっかりご無沙汰してしまってますが、あず&プーは元気ですo(^-^)o


『つぎはアタチたちが主役なのよっ!』

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コメント

2 ■マルパパ

いや、書いたというか、Mixiのコミュで『リンク、転載OK』って書いてあったんで、コピペです(;^_^A 

残念ながら、プーちゃんがいくら『子供が欲しい』って言ったとしても、彼女の骨格はスタンダードから外れてるし、色素&体毛が薄いっていう遺伝疾患が現れやすい体質だから、繁殖は無理。

でもね、プーは『子供が欲しい』とは言わないよ。 希望を言うとしたら、『アタチを一番可愛がるでち』 若しくは、『あずきちゃんをケージに入れるでち』 だな(^▽^;)

前に、マルちゃんの子供が見てみたいってアタシが言った時、マルパパは 『マルだけに愛情を注ぎたい』って言ったよね。 それって、素晴らしい事だと思う。 マルは幸せだよ (^∇^)

1 ■読破した

いつの間にこんなシリーズ物を書いてたとは・・^^;
なかなか難しい問題ですな・・、
考えても考えても結論が出ない・・・
でも考える事に意味がある・・
てな感じでしょうか・・。
一番の希望は・・・Aちゃんの想いを
聞きたいってことだね。
プーが話をできて、
自分の子供が欲しいって言ったら・・?
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