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愛され祝福される犬への道 4

もういい加減にして!という方もいるかもしれませんが・・・


続きです! (;´▽`A``


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頑張れ素人ブリーダー4 (Case study1)
投稿者: gasenetazuki (男性/jp) 2002年3月23日 午前12時19分
メッセージ: 158 / 175

ケーススタディ1
ブリーダーで購入したゴールデンAちゃん(メス2歳ノンタイトル犬。温厚で優しい性格)の初産を計画中。出来れば次のヒートで交配させたい。
現在、Aちゃんの飼い主さんの頭の中で相手候補に上がっているのは、購入したブリーダーのところの種オスB(JKCチャンピオン、交配経験多数。ただし股関節や眼疾患等の公的証明はしてない)と、散歩仲間のゴールデンの男の子C君(2歳。明るく元気でやんちゃもの。ノンタイトル。各種検査の公的証明はもちろん持っていない。ブリーダーで購入)の二頭です。

繁殖を意識した時点で、可能な調査と検査をし始めます。

★まず、Aちゃんのブリーダーさんに連絡をして、Aちゃんの血統、できれば5代前までの親戚関係の「疾患発症」や、「寿命」の話を調査し始めます。
その中で、必ず確認したいのは、
1:直系の中に「てんかん」発作の出た犬はいるかどうか。
2:「胃捻転」で亡くなった(もしくは一命を取り留めた)犬はいるかどうか、
3:「突然死」をした犬はいるかどうか。
4:Aちゃんの両親犬のOFA(もしくはペンヒップ)の結果はどうだったのか。
5:眼疾患の証明はどうか。「PRAや若年性白内障」が出た血縁犬はいるかどうか
6:甲状腺機能証明は取ったかどうか。そして、
7:アレルギーの出ている子はいるかどうかです。

そして、Aちゃんを交配しようと思うと伝え、意見を聞いてみます。
予想ですが、そのブリーダーがまともな人なら、上記にまともに親切に応えてくれるでしょう。ですが、いわゆる日本のブリーダーであれば、怒り出す人もいるかもしれませんし、「そんなことまでしたところで、奇形が出る時は出るし、疾患なんて防ぎようが無い。無駄なことをして自己満足しか得られないし、犬を欲しいと思っている人はそこまで求めてはいないから、自信を持って交配しなさい。行き先が決まらない子がいたら、引き取ってあげるから」なんて怖いことを言う人もいるかもしれません(笑)
怒り出す人の方が、まだ、自分がやっていることは、犬のためにできることを全て行った上での繁殖じゃないという自覚がある分、救われているかもしれないですね。ま、犬を売って何がしかの足しにしようなんて思う人は、その時点で、イタい人ではあるのですが。
もちろん、後者のようなことを言うブリーダーは、自分の卑劣を棚に上げ、アナタと愛犬の深い絆を貶め、自分と同じレベルに引き下げようという人ですから、そんな悪魔の甘言に乗るようでは、今後愛犬Aちゃんのの目を真っ直ぐ見れなくなりますし、虹の橋で再会するとき、土下座しないと一緒に天国に入れなくなるかもしれません(笑)

話がずれてしまいましたね。先に進めましょう。
さて、Aちゃんのブリーダーさんは、幸いにも正直な方でした。Aちゃんの飼い主さんへの回答は以下の通りでした。

まず、5代前までの資料は持ってない。実際にブリーダーを始めたのは、今の犬が2頭目の犬だから。なので、分かるのは3代前まで。そして、売った犬たちの追跡調査はしていない。でも、ときどき購入者から写真付きの手紙をもらうと嬉しい。ただし、完全に音信不通になった人もいる。
1:てんかんについて:音信不通になった相手のところの犬はわからない。ただし、少なくとも、家に残した一頭と、両親犬には出てない。
2:胃捻転について:上記に準じる
3:突然死について:上記に準じる
4:OFA結果:母犬は検査してない。父犬は外産CHで、結果はGoodだった。
5:眼疾患:母犬は検査してない。父犬は交配時の検査はしてないが、来日前に米国で行った検査では異常なしだった。
6:甲状腺機能:母犬の検査はしてない。父犬は米国時にノーマルという結果をもらっている。
7:自宅に残した子にはアレルギーは出てないが、売った仔犬たちについては知らない。

Aちゃんの飼い主さんは、ブリーダーさんに深くお礼を言って、次の調査に移ります。


*このシリーズは『6』まであります。

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『ドキドキ・・・、Aちゃんはどうなるでちかね』

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